2019年9月から特別養護老人ホームに4名のベトナム技能実習生を受け入れました。当初は、日本語や介護に関してどのくらい知識があるのか不安でしたが、今ではちゃんと理解してくれています。仕事にも勉強にも一生懸命取り組む姿に、日本人スタッフみんなが感心しました。指導するほうも、彼らが理解しやすい言葉や行動を心がけ、介護の基本に戻れて、私たちのほうが勉強になったことも少なくありません。

課題は、生活に対するサポートです。複数の技能実習生が住む寮でなにか問題があっても、私たちに気を遣って自分たちで解決しようとして問題が大きくなってしまうことがあります。問題のタネをどのように引き出してあげるかが我々の課題です。

外国人スタッフにも施設の行事に中心的に参加してもらっています。9月は敬老会で寿賀を迎えられた入居者様と笑顔で記念撮影、10月は地域の運動会に参加、11月は門真市の介護事業者で取り組んでいる認知症高齢者と市民の交流イベント「RUN伴」で、車いすの入居者様と一緒に門真市を一周しました。12月はクリスマス会や餅つき、1月は初詣や書き初め、初釜といった日本の行事を体験してもらっています。